1.
街の中、アイスクリームを手にスキップしてくる女の子と後から歩いてくる男の子。
瞬は腕時計(?・・・デジタイザーにしか見えないが・・・)に目をやり
瞬が近寄り、
その時、すれ違う人込みの中で歩く速度を落とした女がいた。コートに身を包んだシボレナの変装にも見えるが・・・
みく、駅の階段に座り込み、
女の手から離れた黒い小さな物体は、アイスクリームをなめているみくに近づいて見えなくなった。と同時に、
みく、痛みでビクっと反応し、持っていたアイスクリームは地面に落ちてしまった。
みく、足をさすりながら、
瞬、みくに近寄ると、ポケットからバンソウコウを取り出し、
みく、バンソウコウを受け取って、瞬の方をうれしそうに見つめる。
ぶっきらぼうに言いながらも瞬は笑顔だった。
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(ここでタイトルのテロップ)「こんなのアリ?みくの夢にインストール」
2.
−−−−−ネジレジアで Dr.ヒネラー
「シボレナ、今までどこに行っていた?」
クネクネが1体やってくる。
そこへ、ユガンデが焦ったように入ってくる。
シボレナ
「Dr.ヒネラー。ありがとうございます。必ずやご期待に添えるものと。
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3.
−−−−−とある公園で みく
「瞬もひどいよォ。ちょっとクスリ買ってる間においていくんだもん。はぐれちゃったじゃない。
ちょっとふくれっつらで歩くみくだったが公園の中に目をやった瞬間立ち止まってしまった。
みく 「あれ?瞬?なんで?」 みく、あわてて走り寄る。やっぱり瞬が座っている。 みく
「瞬!どういうつもり!今日は私とデートしてくれてるんじゃなかったの?大体電車まで時間ないから
瞬はだまったままで何か言葉を求めるように隣にいる女の方を向いた。
女
「ごめんなさいね、お嬢さん。瞬くんを引き止めたの私の方なの。以前から瞬くんと付き合ってるんだけど
みく、瞬の方に詰め寄り、両肩に手をやり、瞬をゆさぶりながら みく 「瞬、そうなの?前からこの人とだったの?ねぇなんとか言ってよォ。」 瞬、無言のままうなずく。
みく 「瞬なんか大っキラい!!!!!!バカ〜〜〜〜っ!!!!!」 みく、泣きながら走っていく。女の目の合図で、そのあとを瞬は慌てて追いかける。
健太 「やべぇ〜っ。遅れちまったぁ。」 その前の通りをみくと瞬が走り去っていく。横目で見る健太。 健太
「あいつら、まぁたケンカしてらぁ。飽きねぇよなぁ〜」
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4.
−−−−−デジタル研究室 千里 「もう〜〜。遅い〜〜〜〜っ!!!何やってんのよ〜」 千里のどアップが健太の視界にとびこんできた。
健太 「わりィわりィ。駅前でばったりたけしに会っちまって。」 耕一郎が買い物袋を取り上げながら、 耕一郎 「それで頼まれた買い物放っておいてゲームやってたのか?まったく・・・・大体お前は・・・」 さえぎるように瞬が2人の間に入り、 瞬
「まあ言うな。健太が寄り道してたおかげで俺も合流できたし、こっちはこっちで結構時間つぶしてたんだろ?
ピリリッピリリッ・・・デジタイザーの音がした。 久保田博士
「ネジレ反応だ!みんなすぐ急行してくれ!!」
ふてくされている千里。もういいという感じで部屋を出ていく。 耕一郎
「みんないくぞ!」 耕一郎も部屋を飛び出す。
そういって瞬も部屋を飛び出す。健太は首をかしげながら 健太 「何だよォ。訳分かんねぇなぁ。じゃあさっきの誰なんだよォ・・・」 健太も走っていく。
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5.
−−−−−いまは操業していない工場の敷地内
変身した健太たちメガレンジャーが駆けつけた。メガレッド、メガブラック、メガブルー、メガイエローの4人。
メガレッド(健太) 「久保田のおっさん!何もいねぇよ!デタラメ言うなよ」
確かに辺りにはネジレ獣の姿もなければ、被害を受けた様子もなかった。
久保田博士 「おかしいな。でもまだネジレ反応がかすかだが出ているぞ。さがしてみてくれ。」
「キャ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
メガイエローの叫ぶ声が工場の建物の裏から聞こえた。
千里 「みく!しっかりしてよ。みく!みく!」 メガレッドも変身を解き健太に。
千里 「健太ぁ。みくが・・・みくが・・・・」
健太 「あぁ。みく!いったいどうしたんだよ!?」 ゆすってみるが、気絶しているみく。何の反応もない。
健太 「とりあえずアイネットで見てもらおう!戻るぞ!」
メガブラックが健太の肩に手を掛けたが、健太はその手を振り払うと、 健太 「うっせぇなぁ。こんなんで戦えるかよ!みくがこんなになってんだ!やりたきゃお前一人で待ってろよ!」 メガブルー(瞬)がメガブラックをさえぎり、
メガブルー「メガブラック。俺たちもいったんメガシップへ戻ろう。対策はそれからだ。」
機動用の装甲車デジタンクを呼び乗り込む健太たち。
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