6. メガシップの中 健太 「どうなんだよ、久保田のおっさん。みくはどうなっちまったんだぁ?」 久保田博士に詰め寄る健太の袖を千里が引っぱり 千里 「よしなさいよ、健太。結果が出るまで待つしかないの。」 耕一郎も口をはさむ。 耕一郎 「そうだ。俺たちがどうこういってもどうにもならないことぐらい分かるだろう。」 健太 「なんでぇ、2人そろって。心配してんじゃねえかよ。」 ピリリッ、ピリリッと久保田博士のデスクの電話が鳴る。 久保田 「私だ。・・・何?分かった、とりあえず瞬を近づけるな。」 健太 「なんだよ、おっさん。瞬がどうかしたのかよ。」 久保田 「みくが瞬の顔を見たとたんおびえているらしい。なぜかは分からんが千里、見てきてくれんか。」 千里 「は、はい。」 状況がのみこめない顔をしていたが千里は部屋を飛び出した。 耕一郎 「博士、僕たちも。」 久保田 「いや、君と健太はここに残ってくれ。」 健太 「なんでだよぉ。オレは見に行ってくる!」 久保田 「待つんだ、健太!君は・・・」 全く聞く気がないのか、久保田の呼び止めが終わらないうちに健太は部屋を飛び出していた。 耕一郎 「追いかけますか?」 久保田 「いや、止めても無理だ。好きにさせろ。それより、瞬がショックを受けているだろうから 力になってやってくれんか」 耕一郎、うなずく。 |
−医務室で、 千里と健太がみくのベッドのそばにいる。 みくは落ち着いたのか、眠っているようだ。 健太 「みく、おいっ」 健太が揺り動かそうと、みくの上にかぶさろうとしたが、千里におでこを叩かれる。 健太 「何すんだよぉ。いてぇなぁ。」 千里、口に指をもっていき、 「し〜っ。せっかく眠ってるんだから起こさないの!」 健太 「ちぇっ。・・・・なあ、千里。瞬の顔見ておびえるってどういうことなんだ?」 千里 「分かんないよ。瞬とケンカしたとしてもおびえるのはおかしいもん。」 健太、何かを思い出したように、 「そういやあ、ケンカはしてるぞ。俺泣いて走ってたみく見たからな。なんでも、キズ薬買いに行くからって駅で 分かれたのが、どうのこうのって。」 千里 「キズ?みく、どこかケガしてたの?」 健太 「アリにかまれたって。でもおかしいんだよなあ、みくが走って瞬が追っかけて、っていうの見たんだけど、瞬はそのころは もう分かれて別で戻ってたって。じゃああそこで追っかけてたの誰なんだ?」 千里、健太を横目で見て、 「健太の見間違いなんじゃないの?どうせ買出しに遅れた言い訳でしょう。」 健太、その目線に気づき、立ち上がり、 「疑うなよ。俺は・・・」 そのとき、みくが目を覚ました。 千里 「あ、みく。大丈夫?」 健太、また座るとみくに顔を寄せ、 「悪ィな。横でごちゃごちゃやってたから起こしちまったな。」 みく、健太の顔が近づいたせいか、両手でシーツを少し上げる。半分顔をかくしたしぐさが可愛い。 「うん、いい。2人ともずっといてくれたの?」 千里 「そうよ。倒れてたときにはどうしよう?って思って・・・」 健太 「あ、そうだ。おまえ瞬と何があったんだ?」 みくの表情が突然こわばる。 みく 「し、瞬・・・・イヤ、イ、イヤぁ」 首を横に振りながらおびえるみく。 千里 「み、みく?ちょっとぉ・・・どうしたのよぉ?」 両手でみくをおさえる千里だったが、どんどん動きが大きくなり止まらない。 みく 「イヤっ。イヤ〜・・・」そのまま泣き出してしまう。 シーツから足が見えた。その足首を見て、 健太 「ち、千里!見ろよ。アリにかまれてこんなキズになるか?」 千里 「えっ?そんなこと言われても見えないよぉ」 健太 「よし、俺が代わるから・・・」 そういって、みくをおさえる役を代わった健太。 千里はみくの足元に移動した。 千里 「何これ!」 アリ型の黒いアザがある。2人の頭の中に、ドクガネジレの金粉を浴びてできた蛾の形のアザがよみがえった。 そう。あのときは24時間で死に至らしめるという猛毒だった。同じようなものだとすれば、かまれてから何時間たっている? とにかく、みくをおとなしくさせるので精一杯の健太と千里だったが・・・ |
医務室の外で、 瞬が泣きそうな顔でたたずんでいる。 そこに耕一郎がやってくる。 耕一郎 「瞬、どうした?」 瞬 「みくが・・・オレの顔見ておびえるなんて・・・」 耕一郎 「今日いったい何があったんだ?」 瞬 「オレがずっと一緒にいてやらなかったからこんなことになったんだ・・・オレのせいだ・・・オレの・・・」 耕一郎、瞬の肩に手をやって、 「そんなに自分を責めるな。おまえらしくないぞ。」 瞬 「帰りにアリにかまれたって・・・駅についたら裏口側に薬局があるからそこでクスリ買ってから来いって・・・」 耕一郎 「そこで分かれてからは知らないんだな?」 瞬 「ああ。」と言って考え込む。 思い出したように、 瞬 「そういえば健太が俺たちを見たって・・・俺がいないはずのところで。」 耕一郎 「何だって?どこでだ」 瞬 「公園って言ってたな。駅の裏側のことだろうけど、オレはまっすぐ帰ったからな。反対だから寄れない。」 耕一郎 「健太がその公園に行ったのはまちがいないぞ。買出しは裏のスーパーって決まってるからな。本当に健太は瞬がいたって言ったのか?」 瞬 「ああ。」 耕一郎 「おかしいな。」 と口に出したところに、久保田博士が血相を変えてやってきた。 久保田 「おい。瞬、耕一郎!大変だ。この船の中からネジレ反応がかすかだが出ている。」 耕一郎 「本当なんですか!?いったいどこから・・・」 久保田 「分からん。だが、おまえたち変なものを持ち帰っていないだろうな。」 ガアーッ。医務室の扉が開き、千里が飛び出してきた。 千里 「あ、博士!大変。みくの足にアリの形したアザが浮き出て・・・」 久保田 「何?・・・」 と考えていたが、何かひらめいたのか、 久保田 「そ、それだ!!みくを調べるぞ。みんな手伝ってくれ。」 ・・・・・・しばらく経ったのか、久保田がみくを除いた4人に向かっている。 久保田 「ネジレ反応が分かった。・・・みくの脳の中だ。」 千里 「脳の中って・・・」 健太 「なんでみくからネジレ反応が出るんだよォ。おっさん、分かるように言ってくれよ。」 口をとがらせて健太が久保田博士に詰め寄る。 そんな健太を耕一郎が制止して、 耕一郎 「落ち着け、健太。俺は分かってきたぞ。」 瞬 「俺もなんとなく分かってきた。」 耕一郎 「博士。みくが瞬との帰り道でアリにかまれた、っていうのはネジレジアの仕業ですね。」 久保田 「たぶんな。傷口から何かをもぐりこませたんだろう。それが脳中枢に入り込んでいる。」 健太 「じゃあ、俺の見た瞬は何なんだよォ?」 瞬 「みくが寄った薬局と公園は近いから、みくが寄ってた可能性はあるぞ。でもオレは本当に公園には行ってないんだ。」 千里 「それもネジレジアの仕業?」 耕一郎 「そんなバカな。俺たちの正体がバレてるってことでもないかぎり・・・。」 千里 「シボレナなら考えそうな手口だわ。・・・・・・でも、どっちにしてもみくに何か入ってるんだったら、それをたどってここが突き止められるかもしれないわ。」 久保田 「そうだな。ちょっと危険だがみくを地上に降ろさないと・・・」 健太 「そんなあ、おっさん。みく、病人だろ!ゆっくり治すんじゃねえのかよ。」 久保田 「安心しろ、健太。ドクガネジレの時のような毒ではないことは分かっている。」 耕一郎 「そうだ、健太。それよりもここがネジレジアにバレたら治すどころじゃなくなるんだ。ここは言う事を聞くんだ。」 健太 「そ、そうか。・・・。あっ、そうだ!・・・千里、ちょっと」 千里 「えっ?健太、ち、ちょっとぉ〜」 千里、健太に手を引っ張られどこかへ。 |
前半に出ていた公園で、みくをベンチに座らせ、周りを囲んでいる4人。 耕一郎 「おい、健太。千里と何相談してたんだ?」 健太 「いいから。俺に任せてくれよ。なあ、千里。」 なんだか自身満々の健太はどことなく心配だが、めずらしく千里が疑いの表情をしていない。 千里 「そうよ、耕一郎。健太にしてはめずらしく名案かもよォ」 健太 「千里ォ。健太にしては、ってのが引っかかるんだけど・・・。おい、瞬。インストールしろ!」 瞬、驚いて 「何言ってんだ、健太。何でオレだけインストールなんだ。」 健太 「いいから、早く。人が来ねえうちに。」 瞬、首をかしげながらインストールする。「インストール!!メガレンジャー!!」 千里 「健太、あれ出していい?」 健太 「OKだぜ。」 千里が白い大きな箱を持ってくる。そこから取り出したのは・・・ メガブルー「こ、これは?」 それは、ドクガネジレの毒で命が残りわずかかもしれない、という状況の中、みくが買っていたウエディングドレスだった。 耕一郎 「どっからこんなものを、健太おまえ何考えて・・・」 千里 「耕一郎、試験よりも難しい問題、健太が解けるかもしれないのよ。いいから黙ってみてて。」 耕一郎 「千里、お前まで・・・どうなってるんだ?」 千里 「さてと、私も・・・インストール!メガレンジャー!!」 メガイエローに変身した千里。 健太 「さてと、はじめますか。」 メガイエロー「OK!デジカムサーチ!!」 メガイエローの頭からみくに向かってサーチが行われた。 ・・・・・・画像が徐々に映し出されてきた。これは・・・ |
ー ビルの屋上 シボレナとユガンデが対峙している。 シボレナ 「そこをどきなさい、ユガンデ!!」 ユガンデ 「シボレナ、お前の言うことなど聞かん。人に恥をかかせた恨み思い知るがいい。」 そういって、ユガンデが斬りかかる。 圧倒的なパワーに防戦一方のシボレナ。 シボレナ 「くそぉ。こうしている間にもメガレンジャーのアジトが分かるかもしれない、というのに・・・」 ユガンデ 「何をブツブツ言っている。どうした、さっきまでの威勢は。」 シボレナ 「待て、ユガンデ。おまえはメガレッドを倒したいんじゃないの?」 ユガンデ 「話をそらすな。そんな手にのるオレではない。」 シボレナ 「待て、わ、私の話も聞け。アリネジラーはメガレンジャーらしい地球人に潜入させた。 足どりを追えばメガレンジャーのアジトが分かり、奴等を倒せる、という段取りだ。」 ユガンデ 「何?」 シボレナ 「一緒にいた男の姿をクネクネに写してみたら効果もあったんだ。あの女はうまくいけば精神崩壊しているころだ。」 ユガンデ 「それがメガレンジャーならいいが、普通の女だったらどうする?確かめたのか?」 シボレナ 「私の目に狂いはない!それよりもこうしている間にも奴等がもし勘付いたりでもしたら全てが水の泡。ここは協力するのよ、ユガンデ。」 ユガンデ、シボレナをおさえていた剣を下げる。シボレナは首をおさえながら、 シボレナ 「しまった。アリネジラーの反応が近い。このあたりに戻ってきてしまっている。」 シボレナ、もしかしたら失敗かも、と苦悩の表情を浮かべるとユガンデの方を見る。 シボレナ 「ええい。おまえと勝負している場合ではない。行くぞ、ユガンデ。」 2人は移動する。 |
・・・とにかく暗い・・・ここはどこだろう みくが歩いている。 遠くに人影が・・・ だんだん明るくなる人影、そしてその顔は・・・・・・瞬。 みく 「瞬!!」 近づいたみく。しかし、次の瞬間、そこにいる瞬はメガスナイパーでみくを撃った。 みく 「いやあああああああああああああああ!!」 ・・・これは映像。映し出された映像を見ている健太。 健太 「耕一郎、みくをおさえてくれ。」 耕一郎は目の前で起きていることをイマイチ理解できていなかったが、 耕一郎 「わ、分かった!」 暴れるみくを抑える。 メガブルー「オレがみくを撃っているなんて・・・このせいでおびえてたのか。」 メガイエロー「とりあえずみくの夢映すの成功だね。」 健太 「ああ、思ったとおりだぜ。メガブルー。これを映してくれ。」 そう言うと、健太はウエディングドレスを広げた。 メガイエロー「ネジレジアはみくの夢をコントロールしてたのよ。何でかは分かんないけど、 このままじゃみくの精神が壊れてしまうわ。それを打ち破ることができるのはこのドレスしかないの!」 耕一郎 「そうか。メガイエローのデジカムサーチでみくの夢を映して、そこにメガブルーがバーチャルシアターで 別の映像を植え付ける。みくの夢を取り戻す作戦か。すごいな、健太。お前の頭にしては上出来だ。」 健太 「何だよ、その言い方。ほめてんのかけなしてんのか分かんねえじゃねえか。」 メガブルー 「そうだぜ、耕一郎。おまえ今まで気が付かなかったくせに・・・」 メガイエロー「あんたもでしょ、メガブルー。分からないからって廊下で泣きそうになってたの誰だっけ?」 メガブルー 「それを言うなって。・・・そんなことよりみくの夢取り戻そうぜ。」 健太 「頼むぞ。いかしたドラマにしてやれよ!」 メガブルー 「OK。バーチャルシアター!」 ・・・・・・・・・・・・・また暗闇。 瞬の姿を捜し求めるみくがそこにいた。 人影が見える。 「瞬なの?」 振り向いた瞬が構えているのはメガトマホーク。鋭い鎌の刃がみくを切り裂こうと振り下ろされる。 みく 「きゃああ!」 思わずしゃがんでしまったみくは何事も起きないことに気がついてゆっくりと顔を上げてみた。 そこにはメガトマホークを受け止めるメガブルーの姿があった。 「メガブルー?じゃああっちの瞬は?」 メガブルーがジャンプし、瞬の姿をした人影にキックを浴びせる。 吹っ飛ぶ人影。それはネジレ獣アリネジラーに姿を変えて消えていった。 「瞬・・・。」 メガブルーのヘルメットだけが解除され、振り向いたのはやさしい瞬の笑顔。 そして、その手からはウエディングドレスが手渡された。 瞬 「ほら、お前の夢だろ。しっかりつかまえとかなきゃドレスもオレも逃げちまうぞ。」 そう言ってドレスごとみくを抱きしめる。温もりがメガスーツを突き抜けてみくに伝わっていく。 ・・・・・・・・・・・・・「Happy End」・・・・・・・・・・・・・ の字が浮かびあたりは白んでいく。 |
先ほどの公園で アリネジラー「ぐわああああああああああ!!」 映像から吹っ飛ばされて出てきたアリネジラー。 ダメージを負ってもがいている。 そんな姿から余裕で話をはじめたのが健太。 健太 「メガブルー、くさすぎるぜ。」 メガイエロー「ちょっとやりすぎィ!・・・・でもよかったよ。」 耕一郎 「夢のおかげで、どうにか本体は落ち着いたぞ。もう心配要らない。」 暴れていたみくがおとなしくなっている。足のアリ形のアザは消えていた。 健太 「さあて、耕一郎。俺たちの出番だぜ。」 耕一郎 「よし。・・・待ってたぞ、俺たちにはあんな洒落たドラマやるような機能はないもんな。」 健太 「あってもお前には似合わねえよ。」 耕一郎 「何ィ?」 健太 「いいから、いいから。気にすんなって。行くぞ、インストール!メガレンジャー!!」 メガレッドとメガブラックがアリネジラーに近づく。 そこへシボレナとユガンデが現れる。 シボレナ 「何をしている、アリネジラー!作戦は!?・・・・その分だと失敗したようだな。」 ユガンデ 「どう見ても失敗だろう、シボレナ。所詮お前には無理なのだ。・・・さあアリネジラーよ。質量変化銃で奴等を撃て!」 アリネジラーが取り出した銃は完全に壊れてしまっていた。 アリネジラー「シボレナ様、お許しください。」 ユガンデ 「アリネジラー。俺じゃなくシボレナだと?どういうことだ!」 アリネジラー「貴様の言うことは聞かん!俺様はシボレナ様に申し訳ないと思っているんだ。」 アリネジラーがユガンデを攻撃する。とびのくユガンデ。 シボレナ 「アリネジラー。ユガンデも質量変化銃ももういい。気にするな。それよりメガレンジャーを倒せ!」 ユガンデ 「くそ〜っ。もう助けてくれ、といっても知らんぞ。」 アリネジラーにまでバカにされたユガンデはそのまま姿を消した。 アリネジラー「メガレンジャー、行くぞ」 4人のメガレンジャーに向かって攻撃が始まった。 意外と強い。爆発に飲まれ吹っ飛ぶ4人。 そこに、気がついたみく。 みく 「あれ?私・・・・・・・あ、みんな・・・」 立ち上がり、ポーズをとる。 みく 「インストール!メガレンジャー!!」 メガピンクとなって4人のもとへ。 メガイエロー「メガピンク!大丈夫なの?」 メガピンク 「平気平気ィ!元気はありあまってんだからぁ」 とガッツポーズのメガピンク。 メガレッド 「よかった。やっぱそうこなくちゃな。ようし、5人そろったらお前なんか目じゃねえぜ。」 メガピンク 「よくも人に意地悪してくれたわね!許さな〜〜〜〜い!!」 と思いっきり拳で怒りを表現したかと思うと、メガブルーの手からメガトマホークを奪う。 メガブルー 「お、おい!メガピンク!」 メガピンク 「やああああああああああああ!!!」 ジャンプしトマホークハリケーンを見舞う。着地してキャプチャースナイパーを放つ。 もうメガピンクの独壇場だ。隙を突いてシボレナがビームを放ったが、それはメガイエローに返された。 メガイエロー「あなたの相手は私のはずよ。」 シボレナ 「くそ〜っ。」 シボレナはメガイエローと戦う事もなくそのまま姿を消してしまった。 もうメガレンジャーの目の前には手負いのアリネジラーしかいない。 メガレッド 「ようし、とどめだ。ドリルセイバー!!」 アリネジラーは倒れた。 喜ぶ5人の足元をくぐるようにビビデビが飛来した。 ビビデビ 「ビビ〜ッ!!」 巨大化するアリネジラー。 対抗するためにメガレッドがメガボイジャーを呼ぶ。 しかし、質量変化銃も持たず、大した技もない巨大アリネジラーはメガボイジャーの敵ではなかった。 |
ー 戦い終わってデジ研にて 瞬 「みく、もう俺の顔見ても大丈夫なんだな?」 みく 「え?う、うん。大丈夫じゃないけど・・・・大丈夫。」 健太 「何だ、それ?変なの。」 千里 「変じゃないよ。だって未来の旦那様かもしれないのよ、瞬は。」 瞬 「おいおい、何でだよ。いつそんなことになったんだよぉ」 耕一郎「う〜ん、瞬よ。あのドラマはくさかったけど良かったぞ。・・・こうお前がニッコリ笑ってみくにウエディングドレスをだなぁ・・・」 千里 「そうよぉ。この際責任とってはっきりしちゃえばぁ?」 健太 「おう。それがいいぜ。みくもそう思うだろ?」 みく 「い、いいよぉ。何かいい夢見れたなぁって感じだから、しばらくそのままでいい!」 みくの心の声『・・・そうよ。夢でもいい。夢でもその中に瞬がインストールしてくれたんだから。』 |
おわり
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